県は3日、県政インターネットモニター499人に対して行った「食の安全性に関する意識調査」の結果をまとめた。「食の安全性に不安を感じる」との回答が96.9%を占め、過去2年の調査(いずれも98.0%)と同様、県民の不安が依然として大きいことをうかがわせた。
調査は11月12〜24日に実施し、回答者は452人(90.6%)だった。食品表示については「信頼できる」との回答が63.7%で前回の38.4%から大幅に増えたが、行政に一層の監視、指導を求める意見なども目立った。
トレーサビリティー(生産履歴の追跡)を「必要」とする回答は78.6%を占め、消費者が生産情報だけでなく、安全管理の情報開示も要望していることが示された。
牛海綿状脳症(BSE)の全頭検査については「必要」が84.1%を大半を占めた。
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