もちろん添加物など一切含まず、その脂肪酸組織から熱に強く酸化安定性にも優れています。パルミトオレイン酸は人皮脂中に多く含まれており、乳幼児および青年期の若い世代に多く、老化に従い斬減していく貴重な油です。

マカデミアナッツ

マカデミアナッツは、オーストラリア・クイーンズランド州で1857年に発見され、その食用としての価値に初めて注目したJOHN　MACADAM博士の名にちなんでMACADAMIAと命名されました。その後、ハワイのお土産として有名なマカデミアナッツチョコレートとして商品化され、一般に知られるようになりました。マカデミアナッツは、素晴らしい歯ざわりとリッチなフレーバーから、KING OF NUTと呼ばれており、高級デザートナッツとして世界中で愛用されています。

マカデミアオイルの特徴

本品は特にPOAを豊富に含むケニヤ産マカデミアナッツから搾油した100%ピュアの高級食用オイルです。添加物などは一切、含まれておりません。

マカデミアオイルの特徴は食用植物油としては唯一POAを豊富に含んでいることです。生のままサラダドレッシングの材料として使用していただいても、天ぷらやフライなどに使用していただいても美味しく容易にPOAを摂取することができます。酸化しにくいため、加熱によってできる有害な過酸化脂質を作る心配もありません。また、他の食用油に混ぜて使用していただくこともできます。

1. 酸化安定性に非常に優れている

油は常に酸化しており、酸化が進むと有害な過酸化脂質ができてしまいます。特に酸化を促進する要因として酸素、熱、光があげられます。一般調理に使用する食用油は、加熱される事が多いため、酸化しやすい条件にあります。更に、酸化しやすい食用油を使用すると有害な過酸化脂質が容易に出来てしまい、それらも一緒に食べてしまう事になるため、特に加熱料理には、酸化安定性が優れた食用油を使用するべきです。

2. POA(パルミトオレイン酸)を豊富に含んでいる

POAは脳内血管にも入ることの出来る選ばれた栄養素の一つです。POAは、壊死しかかった血管を再び活性化します。(脳内血管の栄養不足の解消)

※POA・・・人間の皮膚にも多く含まれており、乳幼児期から青年期にかけて増加し、老齢化に従い斬減していく脂肪酸です。また、脳内血管に入り込むことのできる数少ない脂肪酸の一つとしても知られています。体内に取り込まれたPOAは血管細胞壁に容易に吸収され血管の栄養素となります。栄養の不足した血管は、高い血圧により傷がつきやすい状態になってしまいます。POAは、リノール酸、EPAの不足していたところを補った脂肪酸として期待されています。

3. ケニヤ産マカデミアナッツのみを原料として使用しております

ケニヤ産マカデミアナッツは、無農薬で栽培されております。また主なマカデミアナッツ産出国のものと比較するとPOAの含まれる量が、5～7%も豊富です。



他食用油との酸化安定性比較

活性酸素法(AOM)

AOMは試料を加熱し、同時に試料中に酸素を吹き込んで酸化を促進する事により、酸化誘導期を短縮して、短時間に安定性を比較しようとする試験法です。

本試験による結果を表示する場合、AOM安定性という言葉が使われるが、これは植物油の場合、試料の過酸化物価が100に達するのに要した時間で表した値である。例えば、AOM安定性15時間とは、過酸化物価が100になるのに15時間要したという意味である。従って、数値の大きい方が酸化安定性が高いということになる。

*過酸化物価……油の酸化の初期に生ずる一次生成物である過酸化物の量を示し、劣化の程度を示す値として広く用いられている。よく精製された新鮮な食用油では、この値が2を越えることは少ないが、精製法の適当でないものを悪条件のもとに半年以上も放置すると10前後まで増加することもある。